Discussion

職種間の連携による
相乗効果がもたらす、より良いものづくり。

座談会メンバー 座談会メンバー

一人では完結しない。
チームワークから生まれる
仕事がここにある。

エア・ウォーター・リアライズの製品は、営業から研究開発、品質管理、生産まで様々な職種がうまく連携することで初めて生み出されます。それぞれの職種がどのように関わり、どのような雰囲気の中で仕事が進められているのか。職種の異なる5名の社員に語り合ってもらいました。

Member

M.T.

営業本部 化粧品部 二課

2020年入社

理美容系専門学校 プランナー科 卒

化粧品OEM/ODM製品の受注活動に従事。

M.T.

化粧品OEM/ODM製品の受注活動に従事。

K.O.

営業本部 エアゾール部 二課

2012年入社

農学研究科 応用生命化学専攻 修了

殺虫剤や塗料などエアゾールOEM製品の受注活動に従事。

K.O.

殺虫剤や塗料などエアゾールOEM製品の受注活動に従事。

K.K.

研究開発本部 化粧品開発部

2016年入社

工学部 応用化学・生物化学科 卒

化粧品を中心とするエアゾールの研究開発に従事。

K.K.

化粧品を中心とするエアゾールの研究開発に従事。

T.W.

群馬工場 品質管理部 技術グループ 

2016年入社

工学部 応用化学・生物化学科 卒

製品の分析業務や工場量産化の検討業務に従事。

T.W.

製品の分析業務や工場量産化の検討業務に従事。

H.S.

生産本部

2013年入社

生命環境科学研究科 生命共存科学専攻 修了

各工場の生産計画立案と実績管理を担当。

H.S.

各工場の生産計画立案と実績管理を担当。

CHAPTER01

各職種の仕事内容とやりがい

M.T.

私は現在、化粧品の既存顧客のリピート受注対応や新製品の提案、さらに新規顧客の開拓を行なっています。と言っても、まだ1年目の私は先輩に同行することが多く、一人で行動はしていませんが…。それでも、自分が携わった製品が無事発売されてお店で見かけたり、SNSで話題になっていたりすると嬉しくなります。

K.O.

私は主に殺虫剤や塗料、自動車・工業用品など幅広い分野でエアゾールの受注活動を行なっています。M.T.さんと違って、業務用として一般のユーザーが触れないような製品を担当することが多いので、縁の下で市場を支えているという面白さがあります。

K.K.

お客様がどのような製品を作りたいのか、そのイメージを営業部に聞いていただいて、それを形にするのが研究開発部員である私の仕事。中でも私は、エアゾールの化粧品を担当しています。時間を掛けて検討を重ね、製品化が決まった時はいつも嬉しいです。

M.T.

研究開発部には、いつも試作依頼でお世話になっています。また、製品化が決まった後は、工場と打ち合わせをしながら製品の量産化や納品に向けての準備を行なっていきます。その中で私が心掛けているのは、言葉遣いと依頼の仕方です。お願い事が多く、時には研究開発部への負荷が大きくなることもあるので、相手の状況を考慮しつつお願いしています。

K.O.

そうだね。それに加えて、私が担当しているお客様の業界は多様で、それぞれの業界ごとのルールがある。そこを踏まえて、どれだけ正確、かつ必要な情報を各部署に伝えられるかが重要になる。そのため、市場の現状、お客様のニーズ、さらには量産化に向けた課題などを常に意識して、できるだけスムーズに製品化できるよう努めています。

T.W.

現在の私の仕事は、工場の品質管理部で、完成した製品の分析業務や量産化の検討を行っています。また、業務改善のマニュアル作成にも取り組んでいます。入社後2年間は新製品の立ち上げに携わっていました。製品化が決まった後、研究開発部から引き継いで、工場スケールで原料をはじめ製品仕様の確認を行い、出荷まで責任を持つのがミッション。工場での実験の際は研究開発部に立ち会ってもらい、処方投入の順番や原料の配分等を相談しながら進めています。また、営業部には、製品の規格について不明点や足りない情報をお客様に確認してもらいます。このように各部門と協働し、ようやく出荷できた時の達成感は何ものにも代えがたいですね。

H.S.

私は今、国内4工場の管理と、工場と他部門との橋渡しを行なっています。例えば、T.W.さんたち品質管理部とは、新製品会議の中で一緒に話し合いながら、生産から納品までのプロセスを実現していきます。また、生産部門の代表として、他部門との打ち合わせにも出席しています。様々な会議を通して、各部門の知識を吸収できることに面白さを感じています。

CHAPTER02

他部署との関わり方

K.O.

K.K.さんとは、今までにないヘアスプレー製品の立ち上げで一緒に仕事をし、かなりやりとりをさせてもらいましたね。本当にいろんな処方のパターンを試してもらった。研究開発部としてはすごくやりにくかったのでは…?

K.K.

いえいえ。K.O.さんには、お客様の有用な情報を引き出していただいてありがたかったです。苦労は多かったのですが、できる限りスピーディーな開発に努めて、最終的にお客様にご満足いただける新製品として実ったので、とてもいい経験になりました。

K.O.

K.K.さんにお客様の意図をしっかり汲み取ってもらえたことが奏功して、お客様にすごく感謝されたし、今も「こだわりを追求できた」と評価されていますよ。

H.S.

M.T.さんやK.O.さんたち営業部とは、新製品の見積書で製造経費のやりとりをさせていただいていますね。営業部からの依頼書を見て、「この仕様で本当にいいのか」などと、しつこいぐらいに聞いています(苦笑)。私が依頼書の内容を理解していないと、工場からの問い合わせにも答えられないので。就業時間後に電話してしまったこともありましたが、そんな時でも快く対応してくれて、すぐに明確な回答を返してくれるので非常に助かっています。

K.O.

こちらこそ、H.S.さんの方で依頼書などの書類を本当に細かくチェックしてもらえるので、非常にありがたいよ。こちらも書類の不備や誤記など、気づかないミスがあったりするので…。

H.S.

エア・ウォーター・リアライズの仕事は一人で完結させることはできません。営業部門や研究開発部門、製造部門がうまく連携することで、一つのより良い製品が出来上がるのだと思います。

CHAPTER03

エア・ウォーター・リアライズの強み

K.K.

これまでいろんな製品に携わってきて感じるエア・ウォーター・リアライズの強みは、幅広い業界のお客様と取引があり、多品種の製品を扱っていることと、エアゾール製品のパイオニアとしてのアドバンテージがあることです。

H.S.

そうですね。本当に様々な製品を開発してきた経験があるから、お客様から「こんな仕様・処方で」と依頼があった際も、「こういうやり方で実現できる」と責任を持って答えられます。そして、様々な製品の製造を任されれば任されるほど、当社としての知見が蓄積でき、会社として成長し続けていけるのかなと思います。

T.W.

工場の立場で言うと、それぞれ特色のある4つの工場が連携して、生産を最適化できるのも強み。さらに連携を強化していけば、今まで以上にいいものを作っていけるんじゃないかと思います。

H.S.

今まさに生産本部では、より効率的・高品質のものづくりが実現できるよう、各工場の品質管理部、業務部と管理体制や業務内容の統一に向けた話し合いを進めているところです。

K.O.

みなさんが言う通り、小ロット多品種対応ができて、お客様の痒いところに手が届く製品製造を実現できるから、本当にお客様に喜ばれます。あと、お客様によく言われるのは、「御社に任せておけば、品質は間違いない」ということ。実際、研究開発でも、工場の立ち上げでも、試験・実験を重ねて、品質については細部まで確認するので、そこは自信を持っているところです。

M.T.

最近では、液体充填品の開発を強化しているのも強みです。お客様からエアゾール製品の受注をいただいた際、合わせて液体充填品もシリーズとして提案できるようになったので、お客様にさらに貢献でき、営業活動の幅が広がっています。

K.O.

私も営業に異動する前に所属していた品質管理部で、液体充填品の立ち上げに携わっていたので思い入れがあります。お客様に「こんなこともできます!」とどんどんアプローチしていきたいですね。

H.S.

ある程度形が決まっているエアゾール製品と違って、液体充填品は容器の形が多様。製造の難易度は上がりますが、その分、未知へのチャレンジに向かう楽しさがあります。

K.K.

エアゾール製品と液体充填品では、開発で観るべき点が異なります。ただ、その中で、液体充填品の開発で得た知見を、エアゾール製品に活かせることもある。その結果、エアゾール製品の処方の幅も広がりますし、研究開発のレベルが上がっていくのではないかと期待しています。

CHAPTER04

今後チャレンジしたいこと

M.T.

私が今仕事をする上で大切にしているのは、「報連相」の徹底と、優先順位のつけ方を間違えないことです。そうしていく中で、少しずつ営業の基本を身につけていき、独り立ちして業務をこなせるようになるのが目下の目標です。

K.O.

私の目標は、営業として全分野対応のオールマイティープレーヤーになること。また、既存の枠にとらわれず、お客様に価値を提供し続けていきたいですね。新しいことへのチャレンジは簡単なことではありませんが、一人ひとりの社員のチャレンジなくして当社の成長はないと思っています。

H.S.

研究開発部を2年経験し、今は生産本部に所属。工場全体を俯瞰する立場にいますが、今後の自分のキャリアの中では、工場のいずれかの部門に所属し、工場の一員として活動してみたいと思っています。

K.K.

私は自身の成長だけでなく、今後は後輩を成長させていけるリーダーになれるよう、チームマネジメントに取り組んでいきたいと考えています。また、究極の目標は、お客様誰もが納得し、満足できる商品開発です。そのために、エビデンスが取れた処方開発、市場情報の収集、販売方法までを含めた仕組みづくりを実現したいですね。

T.W.

今の目標は、業務改善による働きやすい環境づくり。普段当たり前で気づかないほころびや改善点などを見つけて行動に移し、お客様にも、社員にも喜ばれるようなキャリアを積んでいきたいです。また、まだ品質管理部しか経験していないので、他部門も経験したいなと。特に「価値をつくる」研究開発部は興味があります。そうした経験を積む中で、「この人に聞けばなんでも知っている」と言われる人になりたいですね。

H.S.

キャリアの積み方は人ぞれぞれ。これからも皆で力を合わせて、「どんな製品でも御社に任せれば安心」とお客様に言われるよう頑張っていきましょう!