Interview

社会に、暮らしに、新しい価値を創造する
エアゾール製品の開発に挑んでいきたい。

H.O.
        H.O.

Profile

H.O.

H.O.

研究開発本部 エアゾール開発部
係長

2019年入社

工学研究科 学際先端システム学専攻 修了

2014 年に大学院を修了。その後、産業ガス関連など 2 つの企業を経て、2019 年、経験者採用として入社する。入社 3 年目、開発チームのリーダーに。自ら開発に取り組むとともに、メンバーたちの育成にも力を注ぐ。

プロたちのシビアなニーズに
エアゾールのプロとしていかに応えるか?

Q.現在、どのような開発に取り組んでいるのですか?

工業や自動車分野向けのエアゾール製品の開発チームでリーダーを務めています。塗料や潤滑油など担当する製品は多岐にわたり、基本的にプロユースのため、求められる性能や機能がシビアなことが特徴。しかし、その難しさが開発の面白さでもあるのです。私たちが手がけるのは他社ブランドとして販売される OEM/ODM 製品ですが、エアゾールの元となる原液の開発から関わることも多く、ほとんどの場合、お客様と協働で商品開発に取り組んでいます。したがって、市場の調査といったマーケティングから、エアゾールとしての処方開発、容器の設計、製造工程の検討など携わる範囲も幅広い。お客様が思い描いているイメージを確実に理解して、エアゾールのプロとしていかに具現化するか、そこに一番のやりがいを感じています。お客様と一緒に苦労して開発が商品化された時の達成感も、この仕事の大きな魅力です。

経験者採用で入社して実感する
エア・ウォーター・リアライズならではの文化。

Q.エア・ウォーター・リアライズに入社して実感する風土は?

私は、経験者採用で入社しました。新しい職場としてエア・ウォーター・リアライズを選んだ理由は、「モノづくりから価値づくりへ」という明確なビジョンを掲げ、OEM 事業でありながら、マーケティングやコンセプト提案にまで及ぶ製品開発にチャレンジしているから。入社 3 年目から開発チームのリーダーを任され、現在は開発者としてばかりでなく、メンバーのコーチングやチームのマネジメントも重要な役割となっています。エアゾールは特殊な分野のため、大学や他の会社で知識を学ぶ機会はほとんどないと思います。そのこともあって、エア・ウォーター・リアライズでは、新しく加わるメンバーに対してとても丁寧に教育やサポートをしてくれます。それが新卒社員ばかりでなく、私のような経験者採用の社員に対しても同じなのです。このように、みんなで人を育てていこうという姿勢は、エア・ウォーター・リアライズならではの文化だと感じています。

マーケティングの広い知識と、
プロとしての深い技術が求められる開発。

Q.日々の仕事でどのようなことを大切にしていますか?

優れたエアゾール製品を開発するためには、実際に商品を利用するユーザーを深く理解しなければなりません。特に私が担当する工業・自動車向け製品は特殊な用途で使われるものもあり、ユーザーが求める性能や機能をイメージしづらいのです。そのため、お客様の担当者などと密にコミュニケーションをとって、できる限り現場の情報を集めるようにしています。また、このようなニーズに的確に応えていくためには、エアゾールのプロとして自らの知識や技術を深めていくことも重要。エアゾール製品の開発は、処方ばかりでなく、容器の耐久性や機能、関連する法令など多様な知識が要求されます。性能ばかりでなく、コストや製造効率なども欠かせないテーマです。私たち研究開発部では、こうした専門的な技術テーマについてメンバーが自主的に掘り下げていく取り組みも進めています。新しい技術にチャレンジしようという意欲あふれる若い人にとって恵まれた環境が整っていると思います。

エアゾールの固定概念を打ち破るような
製品開発に挑んでいきたい。

Q.今後の目標を教えてください。

お客様が求める機能や性能を満たすばかりでなく、もっと新しい価値を生み出すような製品開発に挑んでいきたいと思っています。たとえば、商品としてのコンセプトや販売拡大のためのストーリーづくりなど、マーケティングの領域まで踏み込んだ製品開発。海外では食品分野でもエアゾールの利用が拡大するなど、自分たちの発想しだいでまだまだ多様に可能性が広がっていく分野だと実感しています。化粧品の高級ブランドなど、エアゾールのこれまでの固定概念を打ち破るような製品を生み出せたら楽しいですね。このような製品開発に、ブランドや分野に関わることなく幅広くチャレンジできることが、OEM 事業を展開しているエア・ウォーター・リアライズならではの魅力なのだと思います。これからは若手たちの育成にも力を注ぎ、自分ばかりでなく会社の成長にも貢献していきたいと考えています。